主に国内漢字系生保で行われている手法です。
いま契約している保険をやめて、同じ保険会社の別の商品を契約するときに利用する方法です。

すでに契約している生命保険契約を解約
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その保険で積立てられていた金額を、新しい保険契約の一時払い保険料として払込む

積立てられていた金額は「転換(下取り)価格」といわれます。

◆転換(下取り)価格とは
・解約返戻金の部分
・積み立てた配当金部分
・長期継続契約の場合の特別な配当金
などが含まれます。
単に解約をして解約返戻金を受け取るよりも有利な扱いになります。

◆転換のメリット
普通に新規加入するよりも有利になります。
新規契約の保険料の一部に充当されるので、ただ新規で契約するよりも保険料が安くなります。
積立金が貯まっていたら、保険料がほぼゼロですむこともあります。

◆転換のデメリット
転換時の年齢で保険料が再計算されるため、保険料が割高になる。
終身保険部分の保険料は転換時の予定利率で保険料が再計算される。
前の契約が予定利率の高い保険だったとしたら、損をしたことになります。

※予定利率とは
・保険料を決める要素の1つ
・保険会社が積立金の運用利回りをあらかじめ契約者に約束するもの
・一般的に、保険期間中ずっと同じ予定利率が適用される
予定利率が高いほど保険料は安くなる。
・基準になるのは金融庁が発表する「標準利率」
・平成2年には6,0%だったが、どんどんさがり平成13年4月1日には1,0%まで引下げられた

平成元年頃までに加入した保険は、お宝保険とよばれています。
契約者は、絶対解約してはいけない保険です。
裏を返せば、保険会社は利益のためにはなんとかして解約させたい保険ということです。

予定利率に無知だと「新しい保険が発売されたので乗り換えたほうがいい」
「わずかな金額の上乗せで医療特約をつけられますよ」
などと言われると、素直にそうなのかなと思って不利な契約をしてしまうことも。

一見おいしい話に聞こえる転換ですが、
いままで積立てきた部分が、掛け捨ての保障にまわされてしまっていたり
終身の死亡保障の金額がいつのまにか少なくなっていたり
一時期は、消費者相談に苦情が多く寄せられていました。